ラウンダーから営業職へのステップアップ

ラウンダーから営業職へのステップアップ、向上心の強い方なら夢見ることかと思います。
ぜひ目指すといいと思います。
ただし、いざ営業になってみると思うことは、ラウンダーって楽だったなぁ、、戻りたいなぁ、、ということです。

それだけ畑違いの仕事だということです。ラウンダーをやっている時は契約社員やパートの身分で、どうしてこんなに頑張ってやってんのに、会社は認めてくれず、いつまでもこんな下働きのような仕事ばかりなんだ!?

と、とくに家庭を支える方だとそう思うに違いありません、いい加減、何年も会社に貢献してきたんだから、ステップアップして営業マンに昇格させろ、と。

ただそれがそうも甘くないんです。
ラウンダーを雇う会社は、色んな計算をしたうえでわざわざ人件費をかけてラウンダーを雇っているわけです。会社の生き残りをかけて。
それだけにシビアです。

はっきりいって、ラウンダーの仕事は誰でもできる、そう思われています。
実際に、よほどの適性がない限りはラウンダーは務まります。
なぜなら、マクドナルドのアルバイトみたいなもので、その仕事がしっかりと区分けされ、誰もがなすことができるように設計されているからです。

何っ!
私たちラウンダーの仕事を馬鹿にするのかっ!?

そんな声が聞こえてきそうです。

しかし、
それはまだまだ量販業界を知らない証拠でもあります。

実際に量販営業の仕事をやってみて初めてわかります。

ラウンダーの立場から営業マンを見ていると、どうして本部での商談をろくに決めてこないのか、販売計画を獲得できないのか、チラシに入れられないのか、頼んでいた商品が欠品だらけなのか、とまるで愚痴りたくなることだらけで、

あんな程度の仕事、自分でもできるわっ!!

と思うんですね。

でも、とんでもない。。

実際にやってみればいかに営業職の仕事が大変か、よく分かります。まず求められるコミュニケーションスキルが段違いです。コミュニケーションスキルというのはただ雑談ができて、仲良くなれるということだけではなく、必要なことを的確に引き出し、またこちらの思惑を的確に伝え実行させ得る能力のことをいいます。

これがラウンダーの時に求められるものとは異質で、いかに口・心・所作を通してできるかが問われるのです。

ラウンダーから営業に転身した場合、ここが大きく問われ、(もちろんラウンダー以前に営業職経験がある場合は大丈夫でしょう)もし、
自分が営業職にステップアップしたいと願うならば、ここは改めて苦労を背負う覚悟が自分にあるかを胸に問う必要があるでしょう。

数字を毎月毎月上げるプレッシャーは半端ではありません。
数字がいかなければ、いくらノルマがないとは言えしっかり上司に絞られ、居心地が悪くなります。コンプライアンスが叫ばれる世の中にあっても数字を上げない人間は会社から疎まれ、責められ続けます。
欠品や未納の時のトラブル対処も、自分の仕事のペースに関係なく降ってきます。
雑務も多いです。
休日にかかってくる電話も増えます。
また、意外にも思われるかもしれませんが、モノというのはあって当たり前ではありません。
つまり、商品を売りたいのにうまく手配ができず、得意先が必要としているのに納めるのが困難、さぁどこから商品を調達するか!? という苦難もまたあるのです。
数字いらないからそのチラシなかったことにしてぇぇ、なんて場面があるのです。

そうなると夜も眠れません。

ラウンダーをやっているとほんっとうに営業マンが楽そうに口だけ動かしてええのう、ええのう、わしらはこんなに体を動かして汗水たらしているのに、、と嘆きたくもなります、

が、

いざ営業にステップアップしてみると飛んでもない、ラウンダーはいいなぁ、数字責任もたしてないし、欠品責任もない、何かあれば本部担当たる営業に問題を押し付けたら済むし、ベンダーやバイヤーからのシビアな条件交渉もない、ラクだよなぁ、、

そうなるのです。

さてあなたはどっち!?

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